痩せない原因は食べなさすぎ?体重が落ちない人のための「カロリーアップ」戦略
どうも、ボクノジム代表のダイエットコーチ計太です。
今回の記事では、「痩せるためのカロリーアップ」について解説します。
- 食事量を減らしているのに痩せない
- カロリーを下げたら体重が止まってしまった
- これ以上、食事を減らすのが怖い
こうした悩みを抱えている方にとって、非常に重要な内容です。
今あなたが続けているダイエットを、このまま続けても体重減少は起きないかもしれません。
だからこそ今、ダイエットのやり方を大きく変えるタイミングです。
カロリーを減らすだけのダイエットが行き詰まる理由
体重を落とすには「アンダーカロリー(消費>摂取)」を作る必要がある。
これは多くの方が聞いたことがあると思います。
例えば
- 1800kcal → 1500kcal
- さらに 1500kcal → 1200kcal
このように食事量を減らせば、一時的には体重は落ちます。
実際、脂肪が1kg、2kgと減っていくこともあるでしょう。
しかし、1200kcalはほぼ下限です。
これは多くの女性にとって基礎代謝量とほぼ同じ水準で、
これ以下に下げると身体に悪影響が出始めます。
過度な食事制限が引き起こすリスク
1200kcalを下回る食事を続けると、
甲状腺機能の低下が起こる可能性があります。
甲状腺は代謝を調整する重要な器官です。
ここがうまく働かなくなると、
- 代謝が上がらない
- 体重が落ちない
- 痩せにくい体になる
といった状態に陥ります。
軽度であれば回復することもありますが、
長期間の極端な食事制限を続けると、
回復が難しくなるケースもあります。
だからこそ、これ以上食事量を減らしてはいけないラインが存在します。
食事量を減らすと、なぜ体重は止まるのか
人の体には「ホメオスタシス(恒常性)」があります。
これは、体重やエネルギー消費を一定に保とうとする仕組みです。
食事量を減らすと、
- 先に摂取カロリーが下がる
- 少し遅れて代謝量も下がる
この**時間差(ラグ)**によって体重は一時的に減ります。
しかし、代謝量は必ず摂取カロリーに追いつきます。
その結果、
- 食事は少ない
- 代謝も低い
という状態になり、体重はピタッと止まります。
これが「食べていないのに痩せない」正体です。

これ以上減らせないなら、やるべきはカロリーアップ
1200kcalまで下げてしまった人が、
さらに痩せようとするとどうなるでしょうか。
もう食事量は減らせません。
減らせば健康リスクが高まります。
だから必要なのが、カロリーアップです。
ただし、やみくもに食事量を増やせば体重は増えます。
重要なのは、代謝が追いつける角度でカロリーを上げることです。
正しくカロリーアップすれば太らない
摂取カロリーを少しずつ、丁寧に上げていくと、
代謝量も後からしっかり追いついてきます。
この差が小さければ、
- 体重はほとんど増えない
- それでも摂取カロリーは増える
という状態を作ることができます。
実際、ボクノジムの食事指導では、
体重を増やさずに女性でも2000kcal前後まで
摂取量を上げられるケースも珍しくありません。
もちろん簡単ではありません。
緻密な調整と、運動量の管理が必要です。
ですが、実現可能な方法です。
どれくらい増やせばいいのか?答えは一つではない
「どのくらいのペースでカロリーを上げればいいのか?」
これは残念ながら、人によります。
- 甲状腺の状態
- 性別
- 現在の体重
- 運動量
- 睡眠や生活習慣
これらによって適切な角度は変わります。
そのため、私たちも決まったマニュアルではなく、
反応を見ながら微調整を繰り返しています。
自分でやる場合も、少しずつ調整していくしかありません。
難しいと感じる方は、ぜひプロに頼ってください。
カロリーアップは冬が最大のチャンス
11月〜1月は、カロリーアップに最適な時期です。
- 冬は代謝が上がりやすい
- 食事量を増やしやすい
- 夏より体調を崩しにくい
夏直前に慌てて始めても遅いです。
冬に土台を作った人が、夏に結果を出せます。
ダイエットは、
「2ヶ月後の体重」ではなく
「1年後の健康」を見据えて取り組むべきです。
まとめ|痩せたいなら、減らすだけの思考を捨てよう
- 食事量を減らしすぎると代謝は落ちる
- 体重停滞はホメオスタシスの結果
- これ以上減らせないなら、必要なのはカロリーアップ
- 正しい方法なら、太らずに摂取量を増やせる
健康的な思考で、長期的にダイエットを考えていきましょう。
今後もこのチャンネル・ブログでは、
条件別にわかりやすく解説していきますので、
引き続きチェックしてみてください。
ボクノジムでは“2ヶ月後の減量より1年後の健康”をテーマにお客様のダイエットをサポートしております。
長期的な視点での健康管理こそ真なる価値であることをお伝えしています。
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