間違えると大変なことに!?骨盤の位置を正しく把握して綺麗な太ももに
どうも!あつやです^^
前回脚が太くなる要因の一つに「膝が内に入る」ことが挙げられるというお話をさせていただきました。
↑まだご覧になってない方はこちらから是非ご覧ください。
そこで「膝が内に入る」原因の1つに「反り腰」があるとお話させていただきました。
よくネットやSNSでも反り腰改善エクササイズなどがたくさんあると思います。
自分も以前反り腰改善についての投稿をしていました。
けれどここで1つ皆さんにお聞きしたいのですが、
反り腰の定義をご存知でしょうか?
実は「腰を反っている」=反り腰、というわけではありません。
そして何より、実際反り腰の方は少ないです!
もちろん中には反り腰の方もいます。
しかし反り腰よりもスウェイバックや骨盤後傾の人の方が圧倒的に多いです!
ということで今回は
①反り腰とスウェイバックの違い
②反り腰とスウェイバックを間違えるとヤバイ!?
②反り腰かスウェイバックのセルフチェック方法
これらについてお話していきます。
①反り腰とスウェイバックの違い
まずはこの2つの姿勢について解説していきます。
反り腰・・・骨盤が過剰に前傾している姿勢
スウェイバック・・骨盤が前に流れている姿勢
まずはこのように分類することができます。
ここでの両者の共通点は、「腰を反っている」ということです。
反り腰が腰を反っているというのは誰でもわかると思いますが、スウェイバックも腰を反っているのです。
腰というと、どこが腰なの?となるため、今回はより専門的な表現をさせていただきます。
先ほどお伝えした、腰を反る=腰椎が過剰に前弯している状態にあります。
そしてこの腰椎の下にある仙骨に骨盤が付着しています。
反り腰は骨盤が過剰に前に倒れることで、スウェイバックは骨盤が前に流れることで腰椎が過剰に反ります。
そして両者の違いは骨盤の傾きにあります。
反り腰・・・骨盤過前傾
スウェイバック・・・骨盤後傾(ごくまれに前傾の場合もあり)
*スウェイバックは骨盤が前に流れていることをいうため、骨盤が後傾のパターンも前傾のパターンもある。しかしほとんどが骨盤後傾。
反り腰に関しては、骨盤が過剰に前傾し、それと一緒に腰椎も過剰に反る(前弯)という状態です。
スウェイバックは骨盤が前に流れている姿勢ですが、真っ直ぐ立つためには、上半身を後ろに反らさなければなりません。
そうすると、骨盤が後傾しているにもかかわらず、腰を反っている姿勢ができあがります。
反り腰=骨盤前傾、スウェイバック=ほとんどが骨盤後傾、しかしどちらも腰を反っている
この事実によって色々ややこしくなっています(笑)
②反り腰とスウェイバックを間違えるとヤバイ!?
この二つの姿勢はどちらも腰を反っているためややこしいですが、間違えると改善しないどころか悪化する可能性もあります!
反り腰で骨盤が前傾している場合と、スウェイバックで骨盤後傾の場合とでアプローチが真逆になってしまいます。
そして何より、骨盤は前傾しているよりもむしろ後傾している方が脚が太くなりやすいです!
すなわち、反り腰よりもスウェイバックの方が脚が太くなりやすいということになります。
骨盤後傾の方がなぜ脚が太くなりやすいかは他のブログでご紹介しております。
↑こちらから是非ご覧ください^^
さくっと解説すると、骨盤が後傾すると膝が曲がります。
するとこれ以上膝が曲がらないようにもも前の筋肉が過剰に働き、太くなります。
そもそも日本人のほとんどの方が骨盤後傾で、骨盤が過剰に前傾している人は比較的少数になります。
また人間は年齢を重ねると骨盤が後傾し、それにより脚が太くなるだけでなく、背中も丸くなり腰や膝、股関節を痛める原因にもなります。
しかし、多くのトレーナーたちは腰が反っている(腰椎が過剰に反っている)=反り腰だと勘違いしているため、巷では反り腰に関する情報がたくさんあるという状況です。
まずは信頼できるトレーナーに見てもらうことをお勧めしますが、ジムに通ってない方向けに簡易的ですがセルフでのチェック方法をご紹介します。
③反り腰かスウェイバック(骨盤後傾)のセルフチェック方法
どちらの姿勢か確かめる方法は、もも裏の硬さで判断します。
反り腰(骨盤前傾)の方はもも裏の柔軟性は問題なく、骨盤後傾やスウェイバックの方はもも裏が縮んで硬くなっています。
具体的な評価方法は、
この姿勢が取れるかどうかで判断します。
足幅は腰幅程度で立ち、お尻を軽く後ろに引きながらお辞儀していきます。
このときに腰が丸まらずに画像と同じくらい、またはそれ以上お辞儀することができれば骨盤は後傾していないと思われます。
大事なポイントは
・絶対に腰を丸くしない
・膝の位置は立っているときと同じ位置(前後に動かない)
・膝を曲げすぎない
この3つを抑えてやってみてください^^
もしできなかった方も大丈夫です!
もも裏のストレッチと今ご紹介したお辞儀の動きを日々続けていけばできるようになります。
そしてこれができるようになれば骨盤の傾きも少しづつ良くなってきます。
しかし骨盤が後傾する要因はほかにもあります。
こちらでご紹介させていただいたトレーニングも同時に行っていただくことで、より改善が見込めます!
まとめ
反り腰もスウェイバックも両方腰(腰椎)は反っているためわかりづらいのですが、
反り腰・・・骨盤過前傾
スウェイバック・・・骨盤前方移動(ほとんどが骨盤後傾)
スウェイバックは骨盤が後傾しているにもかかわらず、腰椎を過剰に反っているという姿勢になるため、間違えやすいです。
実際にお客様の中でも反り腰よりスウェイバックの方が圧倒的に多いです。
年齢を重ねると骨盤が後傾し、脚が太くなるだけでなく多くの疾患の原因となるため、間違えると逆に悪化させてしまう可能性もあります。
もも裏の柔軟性を確かめ、硬い人はおそらくスウェイバック(骨盤後傾)だと思われます。
腰を反っているから反り腰と考えてしまうといつまで経っても姿勢や脚の太さも変わりません。
皆さんご自身がどちらに当てはまるか確かめて、現状を正しく把握して美脚になっちゃいましょう!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
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