過食症を克服する方法。間違ったダイエットが過食症を招く。
白金高輪 パーソナルトレーニング ボクノジム
白金高輪のパーソナルトレーナーけーたです(^^)
多くの人にとって、あまり接する機会はないかと思うのですが、
過食症で苦しんでいる人って結構いるんです。
そして、その発症率は年々増加傾向にあるようです。
( 摂食障害の情報ポータルサイト )
その原因の一つに、僕らの業界の市場成長があると思います。
僕は、現状の形のダイエットのブームは早く過ぎ去って欲しいと願っています。
過度に絞れた身体がSNSでたくさん流れ、
自分に劣等感を感じる人もいるでしょう、
必要以上に努力してしまう人もいるでしょう、
そして一部の人は摂食障害に苦しむことになります。
間違ったダイエット、それにまつわる情報発信を見ると、不安です。
この記事では
・過食とは
・ダイエットがいかに過食に繋がるか
・過食になりやすい人の特徴
・ダイエットと減量の区別
・過食に繋がりやすいダイエット(健康的or不健康なダイエットとは)
について解説します。
今過食症で苦しんでいる人
今ダイエットに励んでいる人
過去にダイエットに失敗した人
そんな方々に読んで欲しいです。
(↓Youtubeの方が慣れていらっしゃる方はこちらをどうぞ↓)
過食、過食性障害、過食症とは。
*過食 Overeating
臓器が必要とする以上のエネルギーを過度に摂取すること。つまり、一過性の食べ過ぎです。
*むちゃ食い障害(過食性障害)Binge eating
過食を繰り返す状態。
*神経性大食症(過食症、ブリミア)Bulimia nervosa
過食後に食べた物を何らかの方法で排出する浄化行動を伴うもの。過食嘔吐、下剤・利尿剤・薬物・過度の運動・絶食による代償行為を行う。最悪の場合自己嫌悪から自殺。
( Wikipediaより )
ダイエットがいかに過食に繋がるか。
上記のように過食といっても、いくつかの段階があります。
きっと多くの人は“過食”までは経験したことがあるのではないでしょうか?
仕事のストレスが溜まって…失恋して…などのきっかけから、必要以上に食べてしまって、後々後悔する。
なんてことはありますよね。
これをダイエットに当てはめると、
とにかく痩せるために、頑張って食事量を減らしてしまう。
そうすると身体はカロリー不足になるので、食欲が乱れ、例えば甘い物を食べたくなる。
食事量は減らせば減らすほど、その後の食欲の反動は強くなりますので、このようなダイエットをしている人はほぼ全員が過食することになるでしょう。
ここまでなら、そこまで健康に被害はないのですが…
ダイエットで食事量を減らし過ぎて過食してしまった人は、その後どうしますか?
きっと、また食べ過ぎた分を帳消しにするために食事量を減らします。
するとまた…カロリー不足からの食欲乱れで過食です。
ここまでくると過食性障害と診断されるかもしれません。
そして、これをさらに繰り返してしまうと、“食べ過ぎたことをその場で無かったこと”にしようとします。
むりやり嘔吐する訳です。
過食症になりやすい人の特徴
ダイエットが発端で過食症になってしまう人の特徴は、食事の自制が高いことと、慢性的に食事制限を行っていることです。
この条件で過食症発症のリスクが高くなります。(自制理論と呼ばれます。)
これに加えて、
僕が食事指導をしていて感じる「過食症に至りやすい人の特徴」がありまして、
それが ダイエットを減量を区別できていない人 です。
これが本当に大事。
《ダイエットと減量の区別》
ダイエット→中長期的実施可能、体調優先、心身のバランスが良い。
減量→短期実践の内容、体重と体脂肪の変化を優先する、体調を崩す可能性があり、精神的負担が大きい。
このように考えると、苦しむ必要がなくなります。
「痩せるぞー!」と意気込んで食事改善に取り組む人は、“減量”をしている訳です。
減量はそもそもしんどいもので、精神的な負担が大きいので、2か月くらいしか実践できません。
でも、「ほかの皆はダイエットを頑張って痩せているから、私も目標値まで痩せるために、まだ頑張る!」と3カ月とか4カ月とかやろうとします。
しかし、減量生活はそんなに続くはずがなく、どこかで暴食します。
「あの人はやっているのに、私はできなかった…」と自分を責める。
そしてまた減量生活に戻ろうとします・・・。
このルーティンから本当に抜け出していただきたいです!!!
とあるアンケート調査研究の結果をみてみると
不健康なダイエットに取り組んでいる人ほど、過食症になりやすいという結果が出ています。
この実験結果はある程度当たり前だな~って思ったんですが、
僕が興味深かったのは、比較的健康的なダイエットと不健康ダイエットの区別です。
この項目はほんのりでもいいので、是非とも頭に入れておいてください。
健康的なダイエットとは
・甘いものやカロリーの高いものを食べるのをさける。
・カロリーの高いものを食べる量や頻度を少なくする。
・太りそうなものは食べない。
・食事や間食を少な目にする。
・「食べ過ぎてはいけない」と思って、ブレーキをかける。
・油ものや砂糖の入ったものを避ける。
・腹八分目で食べるのを我慢する。
・夕食を減らす。
・食べているものに、または何を食べるかに大変気をつかう。
・何を食べているか考えるとき、体重を考慮に入れる。
・食事のカロリーを制限する。
・太るので、勧められた食べ物や飲み物を断る。
・夕食後は何も食べない。
・ゆっくりと食べるようにする。
言葉のニュアンスなど、判断が難しい点はいくつかありますが、概ね長期的に実践可能ではないでしょうか?
例えば“甘い物を食べるのを避ける”というのも、比較的可能ですよね。
“甘い物を一切食べない”だと長期実施不可なので、それは減量の内容と判断すべきかと。
不健康なダイエットとは
・短期間で体重を大幅に減らすために、特別なダイエット方法に従う。
・1週間で3㎏異常痩せようとして、低カロリーな食事をする。
・低カロリー食品ばかり食べる。
・リンゴダイエットやゆで卵ダイエットのように、一定期間以上の間1つの食品を食べ続ける。
・1日の摂取カロリーを800キロカロリー以下に抑える。
・カロリー計算をした食事をする。
・やせるために下剤を使用する。
・食事を抜かす。
このような項目に安易に手を出していませんか?
これらは不健康だと、某研究者は申しております…。
特に興味深かったのは、“カロリー計算をした食事をする”ですね。
僕としては納得です。
実際に食事指導において、カロリー計算をすることはありません。
ざっくりの食事量は把握しますが、計算して、、、PFCバランスがどうのこうの、、、と細かく考えません。
ダイエットなので!
まとめ
いかがでしたか?
ダイエット中の方は、間違ったダイエットのリスクを認識していただけましたか?
過食症で苦しんでいる方は、少しだけでも考え方を変えることができましたか?
どこかの誰かの支えになれば、幸いです(^^)
もし、食事でお悩みに方は、個別の食事指導プログラムをご検討ください。
ご相談だけでもウェルカムです。
無理な勧誘はしませんので(^^)
では。
白金高輪 パーソナルトレーニングジム ボクノジム
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