
なぜ運動で肩こり・腰痛が和らぐのか?
ボクノジム高円寺店代表トレーナーのそうです!
肩こりや腰痛に悩まされる方はとても多く、とくに40代以降の女性の中には「もう歳だから仕方ない」と感じている方もいるかもしれません。
けれど実際には、正しく身体を動かすことで、痛みや姿勢の問題は改善するということが、医療や運動科学の分野でも明らかになっています。
この記事では、なぜ運動によって肩こりや腰痛が和らぐのかについて、事実だけに基づいて丁寧に解説していきます。
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肩こり・腰痛の「本当の原因」は筋肉の問題だけではない
肩や腰が痛むと、「筋肉が硬くなっている」「運動不足だからだ」と思われがちですが、実際にはそれだけが原因ではありません。
たとえば、長時間同じ姿勢を取り続けると、関節の動きが制限されたり、血流が滞ったりすることで、筋肉に酸素や栄養が届きにくくなります。
それによって、筋肉や関節まわりの組織に「炎症」や「過敏さ」が生まれ、結果として痛みを感じるわけです。
つまり、ただの「こり」や「筋力不足」ではなく、体の使い方の偏りが根本原因であることが多いです。
運動が「血流」と「関節の動き」を回復させる
ではなぜ運動がこのような症状の改善につながるのでしょうか?
それは運動によって、以下のような反応が身体に起こるからです。
① 血流の改善
軽い運動をするだけでも、全身の血流は大きく変わります。
血液がよく巡ることで、筋肉に酸素や栄養が行き渡り、疲労物質や炎症物質も速やかに回収されるため、回復力が高まります。
② 関節の可動域の回復
動かさない関節はどんどん硬くなります。
運動によって関節まわりの筋肉や靭帯が動くことで、関節本来の動きを取り戻しやすくなり、姿勢も整いやすくなります。
③ 神経の働きが整う
実は、筋肉の硬さや痛みには「脳と神経」が深く関わっています。
一定の運動刺激は、痛みを抑制する脳の仕組み(下行性疼痛抑制系)を活性化させることが分かっています。
これは医療現場でもリハビリに用いられている、生理学的な事実です。
姿勢の崩れが痛みを引き起こすことも
肩こり・腰痛が長引く方の多くに、「姿勢の崩れ」が見られます。
たとえば、
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肩が前に出ている(巻き肩)
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腰が反りすぎている、または丸まりすぎている
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あごが前に出ている(ストレートネック)
これらの姿勢は、特定の筋肉や関節に負担が集中する原因となり、肩こりや腰痛を引き起こしやすくします。
運動によって、骨格を支える筋肉を働かせることで、無理なく姿勢を正しやすくなります。
また、新しく体性感覚を刺激し、ボディマップを再構築することによって体の緊張が緩和することもわかっています。
実際に効果があるとされる運動とは?
注意すべきなのは、「とにかく動けばいい」というわけではない、ということです。
厚生労働省や理学療法のガイドラインでも、痛みや姿勢の改善には以下のような運動が有効とされています。
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体幹(インナーマッスル)の安定性トレーニング
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関節の可動域を広げるモビリティエクササイズ
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全身を使った有酸素運動(例:ウォーキング)
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正しいフォームでの軽い筋トレ
特に運動初心者の方は、「強い運動」よりも「継続できる軽い運動」が最も効果的です。
どんなに良い運動をしていても、運動頻度と正しい強度が大切なので頑張って運動習慣を身につけましょう。
まとめ:運動は「対症療法」ではなく「根本改善」
痛み止めやマッサージも一時的な助けにはなりますが、本質的な改善には運動による身体の再教育が必要です。
運動によって血流または酸素を良くし、関節を動かし、神経の働きを整えること。
それこそが、肩こり・腰痛の根本原因にアプローチするための確実な手段です。
もし今、姿勢や痛みに悩んでいるなら、「自分に合った運動を少しずつ始めること」から始めてみてはいかがでしょうか。
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