肩甲骨ダイエットでは痩せられない理由。
白金高輪 南麻布 パーソナルトレーニング ボクノジム
白金高輪のパーソナルトレーナーけーたです(^^)
肩甲骨を動かせば痩せるって聞いたことないですか?
実はあれは、嘘なんです。
今回の記事では、
①肩甲骨ダイエットの間違った理論
②肩甲骨ダイエットの本当の理論
③肩甲骨ダイエットを食事で達成する方法
を解説します。
※先にお伝えしておきたいこととして、肩甲骨周りを動かすことにはメリットがたくさんあります。ただ、今回疑問を投げかけたいのは、肩甲骨周りを動かす=痩せる!という直接的な表現は嘘に値するのではないか?ということです。
肩甲骨ダイエットの間違った理論
まずはその間違った理論を解説します。
肩甲骨を動かせば痩せるという情報にも、それなりの理論があるんです。
肩甲骨の周りには褐色脂肪細胞という細胞があって、それは脂肪細胞なのにエネルギー消費する細胞。
なのでその細胞を刺激して活性化させて、痩せ体質を作りましょう
そのためには、肩甲骨まわりの筋肉がしっかり動かないといけません。
さらに、冷たい刺激をあたえることで、活性化されるので
冷たいシャワーを肩甲骨のあいだにあてましょう。
という理論でそれなりの根拠がありそうですよね。
ただ、この表現は、嘘と言っていいでしょう。
この文章には正しい部分と正しくない部分があります。
まず正しい部分は
・褐色脂肪細胞という細胞がエネルギー消費をする
・褐色脂肪細胞の活性が高いと痩せ体質
・冷たい刺激で活性化される
そして間違っている部分は
・肩甲骨を動かせば褐色脂肪細胞が活性化する
・冷たいシャワーで活性化する
といった具合です。
つまり、上の理論では、メカニズム的な部分については正しいけど、それに対するアクションが間違っています。
褐色脂肪細胞は存在するが、肩甲骨を動かせば活性化する訳ではない。
褐色脂肪細胞は冷却刺激で活性化するが、シャワーをあてて活性化するものではない。
肩甲骨ダイエットの正しい理論
確かに褐色脂肪細胞の活性レベルが高い人ほど痩せ体質であることは明らかにされているのですが、
その活性化を引き出す刺激は、寒冷曝露による危機的な状況です。
つまり、かなり寒い場所で身体の深部体温が下がってしまった場面です。
実験で確認されたその条件は、19度の環境に2時間滞在することです。
この条件を満たすことでやっと褐色脂肪細胞が活性化されます。
肩甲骨を動かすという物理刺激では活性化しませんし、冷たいシャワーを当てるレベルの冷却刺激では残念ながら反応しません。
ちなみに、19度で2時間という寒冷曝露では一時的に褐色脂肪細胞を活性化できるのですが、
慢性的に褐色脂肪細胞を活性化させることもできます。
その条件は、16度の環境で1日2時間の寒冷曝露を6週間続けることです。
かなり厳しいですよね(笑)
・・・念のために言っておきますが、6週間頑張ってください!という情報ではありません。そんなこと健康上良くないです(笑)
肩甲骨ダイエットを作りだす食品
いわゆる肩甲骨ダイエットのメカニズムを、とある2種類の食品で作りだすことができるかもしれません。
その食材とは、唐辛子と緑茶です。
それらは内臓の温度センサーを刺激して、交感神経を介して、褐色脂肪細胞を刺激するとのことです。
勿論、唐辛子や緑茶だけでダイエットが達成できるとは思いませんが
日常的な食事で唐辛子や緑茶があれば、ダイエットが進むかもな~~~くらいに思ってください。
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